
高齢者の栄養と食生活
たんぱく質・エネルギー低栄養状態(PEM)のリスク指標
BMI
・エネルギー収支の結果とやせ・肥満の指標として用いる
・介護保険制度においては、要介護者の低栄養状態の評価などで18.5未満を低栄養状態と判断する
体重減少
・半年間で体重減少率が5パーセント以上になる場合は、中リスクと判断する
血清アルブミン
・血清アルブミンの値はたんぱく質の状態を反映する
・脱水状態では高い値になるので注意を要する
・基準範囲は、3.8~5.2g/dlを下回ると内蔵たんぱく質の減少が引き起こされる
食事摂取量の減少
・介護保険制度では、食事摂取量が75パーセント以下(1食の3分の2程度、または1日に2食程度)をリスクの指標としている
・在宅では食事の摂取量が把握しにくいため、参考程度にする
摂取エネルギーと体脂肪
・エネルギーが不足すると、身体は不足分を体脂肪から補う
・やせている人は体脂肪を減らさないよう高エネルギーをとり、肥満の人は摂取エネルギーを抑えて体脂肪を減らす必要がある
PEMとフレイルティサイクル
・高齢者が低栄養状態にあると、フレイル(虚弱)、サルコペニア(加齢に伴う筋肉の減少)につながる
・それらが活動意欲、身体機能、エネルギー消費量、食事の低下を引き起こし、さらに低栄養状態が亢進する悪循環をフレイルティサイクルと呼ぶ
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