
薬剤管理
薬の体内での作用
口から食道
→薬が飲みこまれる
・寝たまま少量の水で服用した場合、食道に薬が留まることがあり、特に組織刺激性のある薬では問題となる
胃から十二指腸・小腸
→薬は胃や腸で吸収され、血管に入って肝臓へ運ばれる
・同時に飲んだ薬が、相互作用で吸収に影響を与えることがある
・ヘリコバクター・ピロリ菌に感染している場合、胃の中のpHが上昇し、腸で溶けるよう加工された薬が胃で溶けてしまうこともある小腸から肝臓
→薬は酵素によって解毒される(薬物代謝)
・血流量の減少、肝機能の低下は、薬物代謝の速度が遅くなり薬の血中濃度は増加する
・複数の薬物が代謝を阻害すると、薬の血中濃度は増加する
心臓から全身
→代謝されなかった薬は、心臓から血流にのって全身に運ばれ、さまざまな作用を及ぼす
→このとき、血液中にあるたんぱく質と結合しないものが、薬として作用する
・栄養低下の状態により、血中のたんぱく質が低下していると、たんぱく質と結合できない薬が増え、作用が増大する
・同じたんぱく質に結合する違った薬を同時に服用すると、結合できなかった薬の作用が増大する
腎臓、口、その他の器官から体外
→薬は、尿、便、汗、涙、唾液などとともに排出される
・腎機能が低下している場合、薬の排出が遅くなって作用が増大したり、相互作用を引き起こすことがある
・薬が唾液から排出される場合、その苦味などから食欲の低下につながることがある
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