
感染症の予防
感染症予防の基本
1.標準予防策(スタンダード・プリコーション)
→感染の有無にかかわらず、すべての人は感染する可能性があるとして、すべての患者や利用者にたいして行われる感染予防策
手指衛生
・流水による手洗いを行い、アルコールによる消毒を実施する
・手のひら、指先、指の間、親指、手首まで実施する
・手袋をはずしたあとも行う
個人防護具
・血液、体液、分泌物、排泄物などを扱う場合は、手袋やマスク、必要に応じてゴーグル、ガウン、エプロンなどを着用する
咳エチケット
・咳やくしゃみなどの症状がある人はマスクを着用する
2.感染経路別予防策
→感染症を発症している利用者に対しては、標準予防策に加えて行う
接触感染:利用者、物品などとの接触で、手指を介し感染
→手指衛生の励行、嘔吐物など処理時に個人防護具を着用する
・ノロウイルス感染症、腸管出血性大腸菌感染症、疥癬など
飛沫感染:咳、くしゃみ、会話などでの飛散粒子で感染
→飛沫粒子は約1mで落下するため、患者の2m以内でケアをおこなう場合は、マスクを着用する
・インフルエンザ、ノロウイルス感染症など
空気感染:空中を浮遊する飛沫核で感染
→麻疹や水痘では、免疫をもつ人が介護・看護にあたり、それ以外の職員では、高性能マスクを着用する※個室管理
・結核、麻疹、水痘など
血液感染
→血液や体液に直接触れることが無い限り、感染の心配はない
・B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIV
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 特定施設入居者生活介護(1)
- 感染症の予防(2)
- 感染症の予防(1)
- 認知症の特徴(3)
- 認知症の特徴(2)