
感染症の予防
感染症予防の基本
3.介護・看護者の対策
・施設職員は、自らが感染経路とならないよう、予防接種を受け、定期的に健康診断を受診する
・食事介助のとき、排泄介助のあとは、手指衛生を徹底する
・嘔吐物処理時は、使い捨ての個人防護具を着用する
・汚染した場所やその周囲は、0.5%次亜塩素酸ナトリウムで拭きとる
高齢者の予防接種
・高齢者に推奨されるのは、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチン
・いずれも予防接種法に基づく定期予防接種の対象となっている
・両者を併用することで、入院や死亡のリスクを抑えることができる
1)インフルエンザワクチン
・インフルエンザウイルスに感染すると、特にCOPDなど慢性疾患をもつ高齢者では肺炎を合併し重症化することがある
2)肺炎球菌ワクチン
・肺炎球菌は、肺炎、気管支炎、敗血症などの思い合併症を引き起こすことがある
・接種による予防効果は5年間続くため、2回目以降の接種は5年以上間隔をあける
施設で感染しやすい感染症
1)ノロウイルス感染症
・嘔吐、下痢、腹痛などの急性胃腸症状を起こす
・下痢などの症状がなくなっても、患者の便や嘔吐物から大量のウイルスが排出されることによる、二次感染に注意
・処理後は、次亜塩素酸ナトリウムで調理器具や床などを拭きとる
2)MRSA感染症(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
・抗生物質に対する強い耐性をもつ黄色ブドウ球菌で、呼吸器や消化器などさまざまな部位に感染症を引き起こす
・病院内で感染者が出た場合、個室に隔離して周囲への感染を防止する
・治療には、パンコマイシン、ST合剤、ミノサイクリン、ホスホマイシンなど複数の薬剤を併用する
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