
幻視がある場合の対処例をご紹介します。
レビー小体型認知症は、多くの方に、実際には存在しないものが見える「幻視」の症状が現れます。
この場合、見えているものは実在していない物であることをきちんと説明しましょう。
理解してもらえると、ご本人の不安が取り除けることがあります。
実際の例では、「布団の上に大勢の人が立っていて、自分の寝る場所がない」と訴える方に対し、上述の説明をしたところ、安心することが出来ました。
別の方は、説明しても、布団の上に人が立ち続けていると訴えました。
その方は、幻視に、「どいてください」と頼んだところ、布団の上の人たちが端に寄ってくれて、安心して寝ることができたというケースもあります。
認知症の症状は、ひとりひとり、みな違います。
基本は、お話しにきちんと耳を傾け、症状を観察することで、ケアの手がかりを得ることに役立ちます。
また、介護している家族は、地域の「認知症家族会」などに参加し、さまざまな症状や、効果的なケアを知ることも大切です。
なぜなら、介護者の対応が不適切な場合、認知症の進行を早めたり、介護者が疲弊することもあるからです。
適切なケアにより、認知症の方が生活しやすくなれば、結果として、介護するご家族の負担も軽減します。
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