
ぜんそくとは、空気の通り道である気道のうち、気管や気管支の粘膜に慢性的な炎症が起きている状態のことです。
症状としては、粘膜が腫れたり、タンがからんだり、気道の周りにある平滑筋が収縮し、さらに気道が狭くなると「ぜんそく発作」を起こします。
ぜんそくは、子どもの病気と思うかもしれませんが、大人もかかります。
ぜんそくで医療機関を受診した患者を年代別に分けると、最も多いのは乳幼児ですが、成人も特に60歳くらいから数が増えています。
一般に、高齢者は加齢により抵抗力が低下します。
そのため、炎症が治まりにくく、肺の中の気管支がさらに細くなり、肺が深刻なダメージを受けやすくなります。
長年のぜんぞくが進行し、何らかのきっかけで悪化したり、心臓病や他の肺の病気などの合併症が多いこともぜんそくによる死亡が多い要因です。
高齢者のぜんそくの特徴を、以下に示します。
1.アレルギーの関与しない非アトピー型が多い。
2.典型的な症状が出ないことがあり、他の病気と間違われることがある。
3.呼吸機能が低下しているとき、重症化しやすい。
4.慢性閉塞性肺疾患を合併していることが多く、症状だけでは鑑別が難しい。
5.発作を繰り返しながら悪化する。
最後に、特に、早朝のせきは、高齢者のぜんそくの特徴で、周囲の人は注意して下さい。
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