
介護技術
褥瘡
→圧迫、摩擦、ずれ、浸軟といった外力により血流が途絶え、細胞や組織に障害を起こした状態
・床ずれとも言われ、寝たきりや座りきりなどによって圧迫される部位の皮膚の発赤、ただれ、水疱、傷などを指す
褥瘡の発生要因
1)全身的要因
・低栄養、やせ、加齢・基礎疾患、薬剤投与、浮腫
2)局所的要因
・加齢による皮膚の変化、摩擦・ずれ、失禁・浸軟、局所の皮膚疾患
3)社会的要因
・介護力不足、情報不足、経済力不足
褥瘡への対応
1)利用者の局所と全身への対応
・褥瘡のできやすい部位は、全身に及ぶため、利用者の状態に応じてリスクの高い部位を予防的に保護することが必要
・すでに発生している部位に対しては医師や看護師等による適切な処置が必要
・同時に栄養管理、皮膚の清潔などの対応も必要
2)用具・危機の活用
・長時間、同一部位にかかる圧力を減少させるための用具・機器をして、臥位時には特殊ベッドやマットレスを使用する
・座位時には、椅子や車椅子に敷いて使用するクッションおよび姿勢を整えるパッドなどを用いる
3)家族や介護者への支援
・家族は介護者の過度の負担にならないよう留意する
・介護の知識やスキルを指導したり、必要なサービスや資源を導入する
4)保険医療福祉サービスとの連携
・褥瘡の予防や管理には、かかりつけ医や看護職、薬剤師、栄養士、セラピスト、社会福祉士等、多職種の連携が必要
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