
高齢者に多い疾病
進行性核上性麻痺
→黒質を含む脳の基底核を中心に脳幹、小脳、前頭葉など広範囲に進行性の変性をきたす疾患
症状
・パーキンソン病に似た症状とともに、早期から眼球運動障害や認知機能の低下がみられ、転倒しやすくなる
治療
・パーキンソン病薬が効くこともあるが、効果があまり長続きしない場合がある
対応
・頸部・体幹のストレッチやバランス訓練などのリハビリテーションが大切
生活上の留意点
・転倒や誤嚥をしやすくなるため、生活環境を整えることが必要
大脳皮質基底核変性症
→基底核や大脳皮質に異常をきたす進行性の疾患
症状
・固縮、無動、筋肉の不随意運動が現れ、前頭葉症状を中心とした認知機能の低下が起こる
・日常の動作がぎこちなくなり、特に症状の現れ方に左右肢の差があるため注意が必要
生活上の留意点
・転倒や誤嚥をしやすくなるため、生活環境を整えることが必要
早老症
→年齢に比べて老化現象が身体全般、あるいは特定の臓器に特質的に促進する病態
ウェルナー症候群
→早老症の代表的な疾患
・一般に低身長、20歳頃から白髪、頭髪の脱落、とがった鼻、音声の異常などの症状が現れる
・発症後は、性腺機能の低下、若年性白内障、耐糖尿異常、動脈硬化などがみられ、悪性腫瘍の発生も多い
・平均死亡年齢は40から50歳
・一般に知能の低下はみられない
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