
高齢者に多い疾病
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
→肺気腫、慢性気管支炎の総称
・有害物質の長期にわたる吸入、特に喫煙が最大の原因
・高齢者に起こりやすく、この疾患に加えて気道感染や肺炎などを併発すると急激に呼吸不全をきたす
・特定疾病に定められている
慢性閉塞性肺疾患の種類
1)肺気腫
→肺胞壁が壊れ、酸素を取り入れる毛細血管が肺胞を取り囲む面積が少なくなり、酸素と二酸化炭素のガス交換が十分にできなくなった状態
・喘鳴、労作時の呼吸困難
・禁煙指導、感染予防が必要となる
2)慢性気管支炎
→痰を伴った咳が2年以上、主に毎年冬場に3ヶ月以上続くもの
・軽度の労作時に息苦しさが発生する
3)びまん性汎細気管支炎
→呼吸細気管支領域がびまん性炎症により呼吸障害を起こしたもの
・労作時の息切れだけでなく、持続した咳もみられる
4)気管支喘息
→発作性の呼吸困難が、症状がない時期をはさんで反復する
・発作時発症する喘鳴と咳を伴った呼吸困難で、夜間・早朝に発症することが多い
慢性閉塞性肺疾患への対応
・風邪から肺炎に進展しやすいため、風邪の予防に留意し、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなどを接種する
・喫煙者は禁煙する
慢性閉塞性肺疾患の治療
・薬物療法と呼吸リハビリテーションが中心となる
・低酸素血症が進行し、ADLが低下した場合、在宅酸素療法(HOT)が行われる
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