在宅での医療管理(5)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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在宅での医療管理

在宅酸素療法(HOT)
→慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸不全や心疾患などで酸素の取り入れが十分にできなくなった患者に使用する
目的
・酸素吸入を行うことで行動範囲が広がり、ADLの維持・改善、生活の質(QOL)の向上を図る
方法
・在宅時は、酸素濃縮器、外出時は高圧酸素ボンベを使用する
対象者
・自発呼吸できる人
・高度慢性呼吸不全、肺気腫等の慢性閉塞性肺疾患、肺高血圧症等のために、動脈血内の酸素量が少ない患者
注意点
・高濃度の酸素を使用するため、火気には十分注意が必要
・患者が呼吸の苦しさを訴えた場合、医師の指示を超えて酸素流量を増やすと、呼吸中枢を抑制して意識障害(CO2ナルコーシス)を引き起こす危険性がある
・息苦しさの自覚が少なく酸素吸入をしたがらない場合は、低酸素状態となり、心臓に負担がかかり、心不全などを引き起こす可能性が高くなる
・パルスオキシメーターで血中酸素飽和度(SPO2)を意識づけできるよう働きかける
ストーマ(人工肛門、人工膀胱)
→消化管や尿路の障害によって通常の排泄ができなくなったときに人工的に作る便や尿の排泄口のこと
目的
・肛門近くの大腸を切除した場合に造られる消化管ストーマと、膀胱がんや前立腺がんなどで尿路の変更が必要となった場合などに造られる尿路ストーマとがある
注意点
・排泄物の臭いや漏れを心配して、閉じこもりやADLの低下を招くことがあるので元の生活に戻れるような支援を行う

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2017.09.21 07:57 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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