国際障害分類(ICIDH)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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国際障害分類(ICIDH)

国際障害分類
・1980年、世界保健機構(WHO)から発表された
・疾患が生活に及ぼす「障害」の構造を示すことを目的にしたもの
・障害を、機能・形態障害、能力障害、社会的不利の3つのレベルに分けて捉える
ICIDHによる障害の概念
機能・形態障害
・一次的障害(疾患などによって生じる):心理的・生理的または解剖学的な構造または機能の何らかの喪失または異常
・生物学的・医学的レベルで捉えた障害
例)交通事故による脊髄損傷で、両下肢の運動障害と知覚障害が生じた
能力障害(低下)
・二次的障害:人間として正常と見なされる方法や範囲で活動していく能力の何らかの制限や欠陥
・個人のレベルでの障害
例)交通事故による脊髄損傷で歩けなくなった→車椅子を使用することにより自力で移動できるようになった
社会的不利
・三次的障害:機能障害や能力低下の結果として、その個人に生じた不利益であり、その個人にとって正常な役割を果たすことが制限されたり、妨げられること
・社会的レベルでの障害
例)交通事故による脊髄損傷で就職できなかった→社会的環境の課題により、差別され、不利益を被ってしまう→社会制度改革と人々の認識変化により、障害があっても人として普通の生活が営めるように変化が必要

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2017.10.14 05:00 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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