
福祉国家をめぐる理論
ティトマス
→普遍主義的な立場から福祉サービスの利用者が受けるスティグマを軽減するためのサービス提供方法を模索し、対象者を選別するのであれば強いニーズを持つ人々が権利としてサービスを受給できるようにすべきであると主張した
※選別的サービスが社会権として与えられるためには、その土台に普遍主義的サービスが必要であると主張した
・「福祉の社会的分業」という考え方に基づいて福祉国家を財政福祉、社会福祉、企業福祉の3つに分類し、福祉国家を以下の3つのモデルに分類化した
1)残余的福祉モデル
・主な福祉サービスの供給主体は家族と市場であり、これらが対応できない
2)産業的業績達成モデル
・対象者の職業や地位に応じて必要なサービスが供給される
3)制度的再分配モデル
・所得の再分配が制度化されており、すべての人々に対して普遍主義的なサービスが供給される
ウィレンスキー
・さまざまな国の公共支出を比較分析し、著書「福祉国家と平等」において、各国の福祉事業への公共支出の差をもたらすのは主として経済水準であり、その国家の政治体制とは関係がないとする「福祉国家収斂説」を唱え、経済水準の向上によって福祉国家が発展するという見解を示した
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