
相談援助の実践モデルとアプローチ
6.危機介入アプローチ
1)危機介入アプローチの提唱者と概要
・キャプランやラポポートらが代表的な提唱者
・危機理論をケースワーク理論に導入することにより体系化された
・危機理論とは、人間が危機状態に直面した場合の反応の仕方や危機の予防、危機からの回復過程に関する理論である
・危機理論における危機状態とは、クライエントや家庭がこれまでの対処方法では乗り越えられない困難に直面し、不安定な状態に陥ることを意味している
2)危機介入アプローチの特徴
・危機介入アプローチにおいては、危機状況に直面したクライエントに対し、社会的機能の回復に焦点を当てて、迅速で短期集中的な介入を行い、以前の状態までに回復するようはたらきかける
・キャプランは、予防機能を重視し、クライエントが危機に陥る可能性をあらかじめ把握することによる早期介入の必要性を説いた
7.課題中心アプローチ
1)課題中心アプローチの提唱者と概要
・リードやエプスタインらが代表的な提唱者
・援助機関が長期化するケースワーク理論への批判から、短期の援助理論として体系化された
2)課題中心アプローチの特徴
・課題中心アプローチでは、短期処遇を目的とし、限定された時間内でクライエントが自らの努力で解決できる可能性をもった具体的な生活課題の解決を目標とする
・クライエント自身が重要性を認識、自覚している課題の解決を目標として、援助期間を定めて、個別的、具体的、短期的な援助を行う
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