
相談援助の実践モデルとアプローチ
8.行動変容アプローチ
1)行動変容アプローチの提唱者と概要
・トーマスらが代表的な提唱者
・スキナーの学習理論や心理療法・行動療法をケースワーク理論に導入することにより体系化された
2)行動変容アプローチの特徴
・行動療法の手法を用いることによって、クライエントの心的・内面的な変化ではなく、クライエントにとって問題となっている特定の問題行動の変容を図る
9.エンパワメントアプローチ
1)エンパワメントアプローチの提唱者と概要
・ソロモンらが代表的な提唱者
・1960年代のアメリカにおいて、公民権運動の隆盛を社会的背景として、ソロモンがエンパワメントの概念を提唱したことにより体系化された
2)エンパワメントアプローチの特徴
・エンパワメントアプローチでは、クライエントが自らの置かれている否定的な抑圧状況を認識するとともに、自身の能力を高めて問題に対処することに焦点を当てて援助を行う
10.生活モデル(ライフモデル)
1)生活モデルの提唱者と概要
・ジャーメインやギッターマンらが代表的な提唱者
・生態学の理論をケースワークに導入して体系化されたモデルであり、エコロジカルアプローチ(生態学的アプローチ)とも呼ばれる
・生態学は生物と環境の相互作用に関する学問であり、生物が環境に影響を与え、環境が生物に影響を与えるということを基本的視座としている
2)生活モデル の特徴
・生活モデルでは、クライエントと環境の相互作用に焦点を当て、生活システムを生活空間、生活時間、生活環境などの要素からとらえて課題を分析し、クライエントが環境に適応することを目的として援助が行われる
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