
相談援助の実践モデルとアプローチ
11.ストレングスモデル
1)ストレングスモデルの提唱者と概要
・サリービーやラップ、ゴスチャらが代表的な提唱者
・クライエントを治療や処遇の対象ととらえるのではなく、クライエントのもつ長所、能力、強さといったプラスの側面に焦点を当て、問題解決の主体として援助しようとするモデル
2)ストレングスモデルの特徴
・ストレングスモデルでは、クライエントの能力、活力、可能性、信念、希望、知恵といった現在から将来に至るまでの強さ(ストレングス)に着目して、
12.解決志向アプローチ
1)解決志向アプローチの提唱者と概要
・バーグらが代表的な提唱者
・心理療法のブリーフセラピー(短期療法)の流れを汲んだケースワーク理論
・発生している問題の原因や結果よりも、クライエントが有している問題解決のイメージを重視し、問題が解決した状態を短期間で実現することに焦点を当てた援助を行う
2)解決志向アプローチの特徴
・解決志向アプローチでは、面接過程を重視し、クライエントの語りを傾聴する「ワン・ダウン・ポジション」を基本姿勢とする
・以下のような質問技法が用いられる
ミラクル・クエスチョン:問題解決の状況を具体的にイメージさせるような質問
スケーリング・クエスチョン:クライエントの現況やこんごの在り方を数値に置き換えて質問する技法
コーピング・クエスチョン:状況の克服のために、クライエントのストレングスを評価・賞賛するような質問(サバイバル・クエスチョン)
サポース・クエスチョン:クライエントの視点や思考をいま現在から未来に向けさせるような質問
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