
統合失調症
統合失調症
・患者の大部分は15から35歳で発症し、児童期や40歳以上での発症はまれ
・正常な状態では存在しない知覚や言動が出現したり、正常な機能が誇張されたりするなどの目立つ症状を陽性症状という
・本来正常に備わっているはずの機能が鈍っていたり、失われたりした状態を陰性症状という
・陰性症状による日常生活や社会機能の低下はQOLの低下を招く
陽性症状
→精神運動興奮で、いらいら、不眠、不安、幻覚、妄想、連合弛緩、滅裂思考、奇異な行動など急性期にみられやすい
陰性症状
→意欲低下、無気力、感情鈍麻、自閉、自発性の低下など慢性症状として持続しやすい
統合失調症の症状
1)幻覚
・幻覚の中で最も多くみられるのが、自分についての悪口や命令する何者かの声が聴こえる幻聴
・自分の考えが声になって聞こえるという思考化声の形をとることもある
・脳が流れ出るといった体感の異常を感じる体感幻覚を多くみられる
・奇妙なにおいを感じる幻臭や実際にはないはずのものが見える幻視などもある
2)自我意識の障害
・能動性自我意識(自己所属感)の減退・消失によって、周囲のできごとを現実のものとは実感できない離人体験が多くみられる
・自分の思考が自分以外の何者かに操られているように感じるさせられ体験(作為体験)
・自分には関係のない考えが頭に吹き込まれたと感じる思考吸入
・自分の考えが誰かに抜き取られてしまうと感じる思考奪取
・自分の考えが周囲の人に伝わってしまうと感じる思考伝播
・自分の考えが周囲の人に知られてしまうと感じる考想察知
・自分の考えがほかの者から干渉を受けて言える感じる考想干渉
などもみられる
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