免疫(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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免疫

高齢者の特徴
・皮膚や粘膜が弱り機械的な刺激に弱くなる上に、唾液や粘液の出も悪く気道の繊毛も減るなどして非特異的な防御作用が落ち、病原体に感染しやすくなる
・胸腺は20歳から退化し始め、80歳では10分の1にまで縮小する
・白血球の数は減らなくともその活動は低下する
・リンパ球のはたらきが衰えるため、液性免疫も細胞性免疫も弱まり、熱も出にくくなる
・感染症から回復しにくく風邪が重症になる
・水虫がいつまでも治らないなどが普通になる
・高齢者に多い糖尿病や様々な理由による低栄養はさらに免疫低下を促進するので、日和見感染を起こしやすくなる
※日和見感染:正常な免疫力があれば問題にならないような弱い病原体やどこにでもいる病原体に感染すること
・変異した細胞を認識しにくくなるいのでがん細胞が残りやすく、がんを発症しやすくなる
・逆に自己の認識は誤りやすくなり、自分の組織を異物として攻撃する自己免疫疾患は増える
・高齢者は生体防御機能が全体的に弱いことを考えると、感染症に対しては予防が極めて重要となる
・手洗い、うがい、口腔ケアなどで体の表面の菌を減らし、予防接種で感染を防ぐなどの努力が必要
・栄養状態は免疫と関係が深いので、食事にも気を使う必要がある

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2018.03.06 05:33 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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