
皮膚や爪の観察
皮膚、粘膜、爪の色
→皮膚や爪では真皮の血管が透けて見えるので、血液の状態がよく分かる
・白っぽい(貧血):赤血球が減るので皮膚(特に爪や瞼の裏)が白くなる
・青紫色(チアノーゼ):血液中に酸素が少ないと皮膚や粘膜が青紫色になり(貧血では出にくい)。特に唇や爪でわかりやすく、寒さで血管収縮、血管がつまるなどで起き、肺や心臓の病気が原因のときはばち指を伴うこともある
・黄色(黄疸):肝臓など胆汁の経路に問題が出ると、ピリルピンが小腸に排泄されず血中に増えて体が黄色くなる。みかんやトマトやニンジンの食べ過ぎで手足が黄色くなるのと違い、黄疸では白目も黄色くなる
・紫斑(内出血):高齢では真皮や皮下組織が薄く、弱った血管が簡単に内出血するので、手の甲や前腕などに紫斑がよくある。高齢で痩せた人は軽い圧迫や摩擦で簡単に内出血してしまうので注意が必要
・褥瘡の発赤:皮膚が長時間圧迫されて血液が途絶えると皮膚の組織が壊死し潰瘍ができる。こうした褥瘡は最初に赤紫色の斑として現れ、この部分のマッサージをしてはいけない。皮膚が弱く壊死の範囲がさらに広がり、感染があると菌が移動し敗血症になることもあるからである
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