息が苦しい

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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息が苦しい

呼吸困難と呼吸不全との違い
呼吸困難
→息苦しい、息がしにくい、胸に不快感など、主観的で本人の訴えが重要
呼吸不全
→呼吸がうまくいかないために血中酸素が減った状態(酸素欠乏症)で、客観的に測定が可能
・高齢者は肺炎でも呼吸困難を訴えないことも多いため、苦しそうな表情やハアハア言うなどの様子で呼吸不全を調べる必要がある
・高齢者は病気でなくても夜に呼吸が浅くなり血液中に二酸化炭素が増え頭痛や不眠になるので、日中、運動時、夜間にもパルスオキシメーターで血中酸素量を測り、ばち指や唇や爪でチアノーゼを確認する
呼吸困難の原因
・急性の呼吸困難はどれも深刻
・深部静脈血栓の疑いがある人は肺血栓塞栓症の疑い
・冷や汗や起座呼吸は心筋梗塞の疑い
・急性喉頭蓋炎は急に窒息することもある
・慢性の呼吸困難で高齢者に多いには慢性閉塞性肺疾患(COPD)
酸素投与に要注意
・呼吸器疾患などで長い間CO2が高い状態では、脳は抹消からのO2が少ないという連絡だけで呼吸を促進しているので、そういう状態の人に急に在宅酸素療法(HOT)などで高濃度の酸素を与えると、脳が呼吸は足りていると勘違いし呼吸が維持できなくなり危険(CO2ナルコーシス)
・高齢者では、COPDの他に、睡眠薬、円背などでも日常的に血液中のCO2が増加している日知も多いので、酸素吸入は少量から始め、HOTは落ち着いてから導入する
呼吸困難のとき
・口すぼめ呼吸や腹式呼吸、体位によって息苦しさは軽くなったり重くなったりするので、楽な姿勢を探す
・息苦しいときは不安が強く、それがさらに呼吸困難をもたらす

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2018.04.10 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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