食生活による認知症予防(9)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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食生活による認知症予防

脂質異常症
高LDL-C血症が改善しない場合
1)脂質制限を強化する→総摂取エネルギーの20%以下にする
2)コレステロールを1日200mg以下にする
3)飽和脂肪酸/一価不飽和脂肪酸/多価不飽和脂肪酸の摂取比率を3:4:3程度にする
・高LDL-C血症が改善しない場合、LDL-C値が低下する因子がより強化される
・脂質制限の強化やコレステロール摂取量の制限強化の2点は低下因子の強化である
・飽和脂肪酸(M)/多価不飽和脂肪酸(P)の摂取比率を3:4:3程度にすることは、脂肪酸摂取のバランスを適正にする(SMP日の適正化)
・日本人の食生活は、SMP比=3:4:3に近いとされているが、獣鳥肉や乳製品が多くなると、多価不飽和脂肪酸(P)の割合が小さくなる
・オリーブ油などの植物性油脂が多くなると、一価不飽和脂肪酸(M)の割合が大きくなり、魚や大豆製品を適量摂取すると、SMP比は理想的になる
高TG血症が改善しない場合
1)アルコールは禁酒とする
2)炭水化物の制限を摂取エネルギーの半分以下にする
3)砂糖は可能な限り制限する(調味料のみの使用にする)

・適度のアルコール摂取は血中のHDL-C値を上昇させるが、TG値も上昇させる
・TGはグリセロール(グリセリン)に3つの脂肪酸がついており、脂肪酸がエネルギー源として使われる
・アルコールを分解(解毒)する際に使う補酵素と脂肪酸をエネルギー源にする際に使う補酵素が同じで、アルコール分解に優先的に使われるため、脂肪酸がエネルギー源として使われにくく、過剰な脂肪酸がTGに合成され、血中のTG値が上昇する
・炭水化物の制限と砂糖の制限は、TG合成を抑制する因子の強化である

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2018.05.08 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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