
食生活による認知症予防
脂質異常症
高LDL-C血症が改善しない場合
1)脂質制限を強化する→総摂取エネルギーの20%以下にする
2)コレステロールを1日200mg以下にする
3)飽和脂肪酸/一価不飽和脂肪酸/多価不飽和脂肪酸の摂取比率を3:4:3程度にする
・高LDL-C血症が改善しない場合、LDL-C値が低下する因子がより強化される
・脂質制限の強化やコレステロール摂取量の制限強化の2点は低下因子の強化である
・飽和脂肪酸(M)/多価不飽和脂肪酸(P)の摂取比率を3:4:3程度にすることは、脂肪酸摂取のバランスを適正にする(SMP日の適正化)
・日本人の食生活は、SMP比=3:4:3に近いとされているが、獣鳥肉や乳製品が多くなると、多価不飽和脂肪酸(P)の割合が小さくなる
・オリーブ油などの植物性油脂が多くなると、一価不飽和脂肪酸(M)の割合が大きくなり、魚や大豆製品を適量摂取すると、SMP比は理想的になる
高TG血症が改善しない場合
1)アルコールは禁酒とする
2)炭水化物の制限を摂取エネルギーの半分以下にする
3)砂糖は可能な限り制限する(調味料のみの使用にする)
・適度のアルコール摂取は血中のHDL-C値を上昇させるが、TG値も上昇させる
・TGはグリセロール(グリセリン)に3つの脂肪酸がついており、脂肪酸がエネルギー源として使われる
・アルコールを分解(解毒)する際に使う補酵素と脂肪酸をエネルギー源にする際に使う補酵素が同じで、アルコール分解に優先的に使われるため、脂肪酸がエネルギー源として使われにくく、過剰な脂肪酸がTGに合成され、血中のTG値が上昇する
・炭水化物の制限と砂糖の制限は、TG合成を抑制する因子の強化である
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 食生活による認知症予防(1 1)
- 食生活による認知症予防(10)
- 食生活による認知症予防(9)
- 食生活による認知症予防(8)
- 食生活による認知症予防(7)