
高齢者の風邪についてご紹介します。
細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入したとき、体を守る免疫機能は、加齢とともに低下します。そのため、高齢者は風邪などの感染症にかかりやすいのです。
加えて、何らかの基礎疾患(持病)をもっていることが多いのも高齢者の特徴です。
人によっては、複数の基礎疾患を持っていることも珍しくありません。
そのため、一度、風邪を引くと、治りにくく、重症化して肺炎を併発することもあります。
また、いったん治ったように見えても、ぶり返したり、風邪を繰り返すこともあります。
高齢者の風邪の特徴
1.症状が現れにくい
風邪の原因となるウイルスなどに感染すると、体内では発熱物質が作られ、脳の視床下部にある体温調節中枢が刺激され、体温が上がります。
ところが、高齢者はこの発熱物質を作る機能が衰えているため、風邪を引いても熱が出ないことがあります。
2.重症化しやすい
高齢者は気道の働きが弱くなっているため、タンがたまっても、せきでタンを対外に出しにくいこともあります。
すると、ウイルスや細菌などの病原体が気道の奥に侵入し、気管支炎や肺炎を併発しやすくなります。
3.長引きやすく、回復しにくい
高齢者は、免疫機能の低下、体力の低下、基礎疾患の影響のほか、栄養状態が悪いこともよくあります。
そのため、炎症を起こした気道の粘膜が元のように回復するまでに時間がかかります。
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