コリンエステラーゼ阻害薬(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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コリンエステラーゼ阻害薬

コリンエステラーゼ阻害薬
・学習・記憶という脳への刺激は、神経レベルで見ると脳神経の前シナプスからアセチルコリンが放出され、後シナプスの受容体に結合されることで伝わっていく
・アルツハイマー型認知症における諸症状は、海馬や大脳皮質において神経伝達物質であるアセチルコリンの量が減少することにより、学習や記憶に障害をきたすものである
・シナプス間隔に放出されるアセチルコリンはアセチルコリンエステラーゼと呼ばれる酵素により分解される
・このアセチルコリンエステラーゼを阻害することで、アセチルコリンの量を維持し、コリン作動性神経系を賦活しようとするのがコリンエステラーゼ阻害薬である
1.ドネペジル塩酸塩(商品名:アリセプト)
効能・効果
・アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
用法・容量
・通常、成人には1日1回3mgから開始し、1~2週間後に5mgへ増量、経口投与する
・高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する
副作用
・特徴的な副作用は、嘔吐、下痢、食欲不振などの消化器症状は投与開始後1週間以内、及び10mg増量時、1~2週間後に発現することが多い
その他
・アルツハイマー型認知症の他、レビー小体型認知症においても効果的であることが明らかになっている
・ドネペジル塩酸塩の服用を中止した場合、認知機能の悪化が認められるが、投与中止6週間で、もともと治療をしていなかった群と同等の状態にまで悪化するというデータがある

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2018.05.12 05:00 | | トラックバック(-) | コメント(0) |
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