
コリンエステラーゼ阻害薬
コリンエステラーゼ阻害薬
2.リバスチグミン(イクセロンパッチ、リハスタッチパッチ)
効能・効果
・軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
用法・用量
・通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量する
・維持量として1日1回18mgを貼付する
・本剤は、背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える
特徴
・内服した場合は急激に血中濃度が上昇し、副作用発現の頻度が高いため、内服ではなく貼付薬として製剤化された
・重篤な副作用が発現した場合には、薬剤を剥がすことで速やかに血中濃度を低下させることができる点も貼付剤であることの利点である
・他のコリンエステラーゼ阻害薬の2剤と違い、主に腎臓で排泄されるため、腎不全患者への投与には注意が必要である
・嚥下障害のある患者やアドチアランス不良による服薬拒否をきたす患者にも使用しやすい
・貼付剤によるかぶれなどの副作用を防ぐために、剥がす際は一気に剥がさないようにし、貼付する際は傷口、湿疹のあるところを避ける
・同じ場所に続けて貼らないようにする
・シール及びその個包装には日付が記入できるようになっており、貼り替えが容易に確認できる
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 行動・心理症状(BPSD)に用いられる薬
- NMDA受容体拮抗薬
- コリンエステラーゼ阻害薬(2)
- コリンエステラーゼ阻害薬(1)
- 認知症の薬物療法