高齢者の薬物療法(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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高齢者の薬物療法

高齢者の薬物療法における注意点
・高齢者は服用している薬の種類が多く、服用する薬の種類が多ければ多いほど、薬の副作用が起こりやすくなる
・高齢になるほど併用する薬剤は増加する
・加齢による変化も想定外の薬物動態をきたす
・薬は服用後、吸収→分布→代謝→排泄という経路を辿り、体外に排出されるが、そのそれぞれの段階で、加齢に伴い副作用が出やすい状況を作り出している
・胃酸の減少による胃内pHの上昇及び胃腸の働きが低下することなどにる吸収が遅れ、効果発現の遅延が起こる可能性がある
・体内の水分が減少し、脂肪が増加することにより、水溶性薬剤は血中濃度が上がりやすくなる
・脂肪性の薬剤は組織内に留まりやすくなり、消失半減期を延長させる可能性がある
・加齢により肝臓での代謝機能も低下する
・肝代謝率の高い薬剤は血中濃度が上昇しやすくなり、副作用も発現しやすくなる
・代謝されることで薬効を発揮する薬剤(プロドラッグ)は効果が減弱する可能性がある
・腎機能の低下は個人差も大きいが30歳以降、年々低下していくと言われている
・体内に排泄する力が低下することで、副作用のリスクは高まるため、腎排泄型の薬剤も注意が必要である

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2018.05.17 07:27 | | トラックバック(-) | コメント(0) |
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