加齢による身体変化

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

DSC_0081_convert_20150530093538.jpg

加齢による身体変化

加齢による身体変化
・加齢に伴って心臓以外のほとんどすべての組織で実質細胞数が減少するため、組織重量も減少する
・除脂肪体重(LBM)が低下し、体重、骨塩量、体水分量は減少するが、体脂肪量は変化しないため、相対的に体脂肪率は増加する
・全体的に組織の生理的・代謝的機能が次第に衰え、生理的機能の向上性維持に障害をきたす
・動脈へのコレステロール沈着や結合組織の石灰沈着により動脈の弾力性低下と内腔狭窄が生じる
・動脈硬化により心拍出量が低下し、十分な血液量を全身に送り出すため心臓はより強く収縮しなければならず、血圧が上昇する
・肺の弾性収縮力が低下するので肺活量は低下するが、残気率は増加する
・口腔内は、歯の欠損や唾液分泌量減少による咀嚼力・嚥下能力の低下や、誤嚥がみられる
・胃液・膵液分泌量が減少し、胃酸は低酸化・無酸化がみられるため消化不良を起こしやすい
・小腸の筋肉層が萎縮するため、腸管の蠕動運動が低下し、便秘しやすい
・加齢に伴って機能性ネフロン数は減少するものの、腎臓には大きな予備力があるため腎機能の低下はみられない
・腎臓で作られる赤血球生成促進因子であるエリスロポエチエンの分泌量が減少するため貧血の原因となる
・内分泌系では、性腺の萎縮が最も変化が激しく、テツトステロンとエストロゲンの血中濃度が加齢に伴い低下するが、脳下垂体ホルモン、副腎皮質ホルモンはほとんど変化しない
・免疫機能は加齢による低下が著しく、T細胞系リンパ球機能が低下するため、感染症やがんに罹患しやすい
・骨格筋が萎縮し筋力量が低下するので、基礎代謝量、インスリン感受性、エネエルギー摂取量、食欲、呼吸、歩行、身体活動が低下し、骨量の低下を招く
・骨量は20~30歳頃が最大で、40歳半ば頃から骨損失が始まり、徐々に減少する
・女性は閉経によるエストロゲン分泌停止により骨量低下が著しい

↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓
にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2018.05.20 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ医療加齢による身体変化












管理者にだけ表示