高齢者の食事に必要とされる栄養素(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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高齢者の食事に必要とされる栄養素

褥瘡
・低栄養状態では褥瘡の治療は延滞する
・栄養アセスメントを実施し、その結果に基づいた栄養介入方針を導くことが必要である
・それぞれの栄養不足に応じた治療に必要な栄養量は以下の通りである
1)たんぱく質不足
・血清アルブミン(Alb)で判定する
・一般的には、3.5g/dl以下でPEMと判定される
・在宅では、3.8g/dl以下にならないよう、十分なたんぱく質の補給を行う
・総たんぱく質(TP)では判断できないことに留意する
・摂取量は、1.25~1.5g/kg(体重1kg当たり)を確保する
2)エネルギー不足
・体重で測定する
・30~40kcal/kgの補給を行う
・一度に食べきれない場合には、1日に5~6回食事をする
・または、エネルギー補給用の特殊食品(ビスケット、ゼリーなど)やMCT(中鎖脂肪酸)、カロライナーなどの使用を考慮する
3)亜鉛不足
・15mg/日以上を確保する
・亜鉛強化経腸栄養剤や微量元素供給のための栄養補助食品(テゾン等)、サプリメントなどを利用する
4)銅欠乏
・1.3~2.5mg/日を確保する
・銅の給源食品としてココアの利用が有効
5)脱水予防
・水30~35ml/kg/日程度の補給を心がける
・飲水量として、1リットル以上を確保する
6)ビタミンC不足
・500mg/日を確保する
・天然・自然食品で補うことは困難を伴うため、アスコルピン酸原末やサプリメント飲料などを利用する

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2018.05.24 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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