風邪に使われる漢方薬

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

050_convert_20130801052657.jpg


風邪に対して使われる代表的な漢方薬をご紹介します。

1.初期の風邪に処方される漢方薬

・頭痛、関節痛、腰痛、せきなどの症状がある場合
「麻黄湯(まおうとう」

・上記の症状が軽く、肩や首の後ろにこわばりが目立つ場合
「葛根湯(かっこんとう)」

・皮膚が汗ばんで、症状が激しくない場合
「桂枝湯(けいしとう)」

・くしゃみやせきが出る場合
「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」

・悪寒、寒気が強く、のどの痛みやせきが出る場合
「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」
この漢方薬は、体力がない高齢者の風邪にしばしば使われます。

2.一週間たっても、微熱やせきなどの症状が続く場合

・タンやせきが続く場合
「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」

・微熱や食欲不振が続く場合
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」

一般に、漢方薬には副作用がないと思われがちですが、まれに起こることがあります。

特に注意が必要なのは、「麻黄」という生薬です。

生薬とは、薬効のある植物、動物、鉱物などの天然成分のことです。

「麻黄」には、せきや痛みを鎮静する作用がある反面、含んでいる「エフェドリン」という成分に、交感神経を刺激したり中枢神経を興奮させる作用があります。

その結果、「頻脈、動機、血圧の上昇、発汗過多、排尿障害、興奮、不眠」といった副作用が出ることがあります。

高齢者や持病のある方は、特に注意が必要です。


↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓
にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2013.08.04 09:15 | 漢方医学 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ漢方医学風邪に使われる漢方薬












管理者にだけ表示