嚥下障害と嚥下障害のための食事(4)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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嚥下障害と嚥下障害のための食事

嚥下障害食の条件
1)物性の条件
・食塊形成がしやすい
・滑らかな通過
・のどごしがよい
・密度が均一である
※ゼラチンは嚥下障害食に適した素材であるが、融点が低いため室内温度が高いと溶けやすい
2)栄養学的な条件
・レバー、かつお、うなぎなど、栄養価の高い食材を適宜利用するとよい
・各種経腸栄養剤や栄養強化食品を嚥下障害食の材料として利用すのもよい
・ビタミンAの多い食品は免疫力を高める
・ビタミンDの多い食品は骨を丈夫にする
・ビタミンCの多い食品はコラーゲン(腱、皮膚)をつくり、褥瘡予防にも効果的
3)食欲を高める条件
・患者の好みを考慮する
・盛り付け(見た目)を工夫する:器を含め、色や形は食欲を左右する大きな要素である
・適切な温度:温かい料理は60度以上、冷たい料理は15度以下で提供する
・よい香り:スパイスや香味野菜(生姜、セロリ、パセリ、パクチー、大葉、芹、三つ葉)などによって表面に香りをつけるとよい
・その他、照明や内装、音楽、周囲の風景、室温、食事相手、会話の内容など、極めて多くの要素によって食欲は左右される
※空腹感は本能であるが食欲は本能ではない。このため、気持ちよく食事ができるように、できるだけ多くのよい環境を整える必要がある

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2018.05.31 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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