
栄養剤
経腸栄養剤の種類と特徴
3)消化態栄養剤
・原材料のすべてが天然の食品ではなく、化学的に合成したものから作られた栄養剤
・栄養素はほとんど消化された状態になっている
・タンパク質は、アミノ酸またはジペプチド(アミノ酸が2つ結合したもの、トリペプチド(アミノ酸が3つ結合したもの)で配合されている
・糖質はデキストリン(ブドウ糖が数個結合したもの)で構成されている
・食物繊維はほとんどない
・消化をほとんど必要としないため、消化吸収の機能が低下している患者や腸管の安静を目的として炎症性腸疾患を合併している認知症患者に使用する
・独特な味があるため、経口摂取ではなく、チューブを用いて摂取する栄養剤
・商品名:ペプチーノ、ツインライン、エンテルード
4)成分栄養剤
・消化態栄養剤と同様、原材料のすべてが天然の食品ではなく、化学的に合成したものから作られた栄養剤
・タンパク質がすべてアミノ酸で配合されている
・脂質が100kcal中に1g未満とごく少量になっている
・使用は消化態栄養剤と同様だが、より高度な栄養管理が求められる患者に使用される
・アミノ酸の独特な味があるため、経口摂取する際にはフレーバーを用いると飲みやすくなる
・商品名:エレンタール、ヘパンED
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