
経腸栄養剤
経腸栄養剤の補給法
2)経鼻法:鼻からチューブを挿入してチューブの先を胃や十二指腸、小腸の先端まで持っていき、栄養剤を注入する方法
・脳血管障害を発症し脳細胞が障害され、摂食・嚥下機能の司っている領域が損傷されると、口から食事を取ることが難しくなる
・正常な嚥下過程のどこかに障害が起きると、摂食・嚥下障害となる
・認知症が進行すると、口腔内の食べ物を感じることができない
・噛むことができないなどの問題が起こりやすく、摂食・嚥下障害となりやすい
・経鼻法を行う場合、消化吸収機能が正常か否かを評価する必要がある
・消化吸収機能の著しい低下、消化管の絶対安静、消化管の完全閉鎖、急性膵炎の憎悪期などの場合、経鼻法ではなく経静脈栄養法にしなければならない
・経鼻法を長期間行うと、鼻腔、口腔、咽頭の衛生上の問題や嚥下動作時の違和感による苦痛、胃食道逆流による誤嚥などが起こりやすく、胃瘻、十二指腸瘻などを作ることも検討する
経鼻法のメリット
・胃瘻法や中心静脈栄養法より手技が簡単
・体への影響が小さい
・自分で抜いても(自己抜去)、重篤な合併症は起こりにくい
経鼻法のデメリット
・見た目が良くない
・自己抜去が起こりやすい
・チューブからの感染
・注入した栄養剤が胃から逆流して、誤嚥性肺炎を起こす可能性がある
・注入時間が長い
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