
経腸栄養剤
経腸栄養剤の補給法
3)胃瘻法:胃に孔をあけてチューブを挿入して栄養剤を注入する方法
・胃瘻造設術を経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)という
・進行した認知症は脳血管障害などで長期間栄養管理を行う場合、嚥下障害食と経鼻法の併用では栄養面、衛生面などから様々な問題が生じやすい
・内視鏡を使って胃に小さな穴をあけてチューブを挿入し、そのチューブより栄養剤やミキサーした食事などを注入することで、鼻腔、口腔への衛生綿や嚥下動作時の違和感などの問題を解消できる
・チューブが短いためリハビリテーションが行いやすい
・感染のリスクが低くなるなどのメリットがある
・胃瘻を作ったからといって口から食べられなくなることはなく、状態によっては経口摂取も可能である
・胃瘻で使用される栄養剤には、半固形化されたタイプがある
・ほとんどの栄養剤は液状であり、そのまま胃瘻に注入すると、栄養剤の漏れや胃食道逆流に伴う誤嚥性肺炎のリスクがある
・また、栄養剤が急速に消化管を通過することで起こる下痢なども起こりやすい
・一方、半固形化された栄養剤は、栄養剤に粘性をつけることで、食べ物に近い形で注入して、漏れや逆流、消化管への急速通過を防止し、様々なリスクを軽減させられる
・半固形化栄養剤は、そのまま注入できるタイプのもの、液状の半消化態栄養剤に半固形化剤を添加して半固形化するものがある
・食事をミキサーにして注入してもよいが、この場合はチューブに通過可能な状態にする必要がある
・商品名:リカバリー・ニュートリー、カームソリッド、PGソフト・EG、ハイネゼリー
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