経腸栄養剤(5)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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経腸栄養剤

栄養剤の使用法のポイント
投与スケジュール
経腸栄養剤投与で下痢を防止するポイント
1)栄養剤の吸収不良
・低栄養状態や絶食が長期間続くと、腸管の吸収能力が低下している
→少量ずつ、低速で(20ml/h)栄養剤を投与し、徐々に増量していく
→食物繊維が配合されているタイプ、脂質含有量が少ないタイプを使用する
・栄養剤に含まれるガラクトース、ラクトースによる(乳頭不耐症)
→ガラクトース、ラクトースを含んでいない栄養剤に変更する
2)栄養剤の浸透圧が高い
・体液や腸管の浸透圧(約300mOsm/l)より高浸透圧の栄養剤が腸管を刺激し、下痢を起こす
→300~400mOsm/lの栄養剤を使用する
3)栄養剤の細菌汚染
・開封後容器に入れ替えて6時間後から細菌の増殖が始まり、8時間移行は増殖が顕著になる
→最低6時間以内で注入を完了する、高価であるがバックタイプの栄養剤を使用する
→栄養剤を水で希釈しない(希釈家過程で細菌が入り込みやすい)
4)肝疾患や膵疾患などの消化器系疾患によるもの
・過敏性腸症候群、胃切除後、短腸症候群などの疾病は下痢を起こしやすい
→消化態栄養剤や成分栄養剤へ変更する(難点は高浸透圧であること)
→腸内細菌を整える乳酸菌、食物繊維、オリゴ糖などを投与する

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2018.06.09 12:53 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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