経腸栄養剤(6)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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経腸栄養剤

栄養剤の使用方法のポイント
投与量
・必要な栄養素を十分に摂取することは、病状の安定や悪化を防止し、合併症の発症や低栄養状態による感染症などを起こさないために最も重要である
・性別、年齢、身体状況、疾患などを考慮して算出する必要がある
投与体位
・胃食道逆流や誤嚥を防止するためにギャッジアップ(ベッドの角度)は30度か90度で行い、腹部が圧迫されない安定した体位にし、中途半端な半座位は避ける
・フラットな状態で流すと、栄養剤が逆流して気管に入ってしまう場合がある
・褥瘡がある場合、30度にして褥瘡部位を除圧することが必要となる
使用器具の衛生面
・経腸栄養剤には、細菌が繁殖する条件である栄養素や水分があり、注入に使用する器具類を不衛生に扱うと細菌が入って増殖し、下痢や腹痛などを起こしたり感染症の原因となる
・粉末の栄養剤は、一度沸騰させたお湯を40度以下に冷まして使用すると衛生的である
・栄養剤は作り置きせず、使用するとき1回分ずつ調剤する
・缶やパックの液状の栄養剤は、開封後12時間以内に使用し、室温では6~7時間以内に使い切る
・使用器具は中性洗剤で洗浄し、ミルトンでつけおき消毒し、その後、水洗いで自然乾燥させる
・経胃法の場合、カテーテル管理が最も重要である
・栄養剤を注入した後、30mlのぬるま湯を注入する
・専用のブラシで洗浄し、清潔を保つようにする

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2018.06.10 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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