
訪問栄養食事指導
訪問栄養食事指導で行われる内容
1)食事摂取量と栄養状態の確認
栄養素の不足と主な自他覚症状
るい痩:エネルギーが長期間不足→マラスムス(筋肉、体脂肪の著しい減少など)
毛髪:エネルギー、タンパク質、ビタミン、ミネラルが全体的に不足→脱毛、毛髪の形態異常
皮膚:水分不足→乾燥肌(口腔内、舌の乾燥も確認)
ビタミンA欠乏→乾燥肌、サメ肌など
ビタミンB2、B6欠乏→脂漏性皮膚炎(顏、頭などに湿疹を生じる)
爪:鉄欠乏、B12欠乏(胃切除後)→さじ状爪
口唇:ビタミンB12欠乏→口唇炎、口角炎
舌:鉄欠乏、ビタミンB12欠乏(胃切除後)→舌乳頭の萎縮(舌がすべすべに)
浮腫:タンパク質が不足→クワシオルコル(頭、腕、手足の浮腫、筋力低下など)
ビタミンB1欠乏→脚気状態による浮腫
褥瘡:エネルギー、タンパク質、ビタミン、ミネラルが全体的に不足
除脈:エネルギー、タンパク質、ビタミン、ミネラルが全体的に不足
貧血:鉄欠乏→鉄欠乏性貧血
葉酸、ビタミンB12欠乏→巨赤芽救性貧血
身体計測
・身長、体重、皮下脂肪厚、上腕周囲長、上腕筋囲などを計測する
・BMIから、標準、やせ、肥満の判定ができる
・皮下脂肪厚を計測すると、体脂肪量(エネルギーの貯蔵状態)を知ることができる
・上腕周囲長を計測すると、筋肉量(タンパク質の彫像状態)を知ることができる
・計測基準値との比較で栄養状態の判定ができる
・基準値の60~80%で、中等度の消耗状態、60%以下では高度の消耗状態である
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