
家族介護者へのメンタルケア
家族介護者の心理プロセスの理解
・家族介護者は、「家族の疾患等の現実」に向き合った場合、ある心理プロセスを辿るとされている
・家族介護者の気持ちは常に揺れ動き、変化するものであることを理解するべきである
認知症高齢者の家族介護者の心理プロセス
1)驚愕の段階
・驚きとともに落胆し戸惑う時期
・最初に医師から認知症の告知を受けたときのショック状態
・同居の家族は、「最近、何か様子がおかしい」と感じていることが多いが、「まさか」と思っている場合も多い
・それが認知症であるという現実を告知され、驚愕するのが最初の反応である
2)否認の段階
・否認と驚愕はほぼ同時にやって来る心理状態である
・告知を受けた際、「そんなはずはない」とか「先生の誤診ではないか」と否定する場合もある
・このとき、医療者、介護者は、家族が認識不足で理解力に乏しいと受け取らず、あくまでも家族の気持ちに理解を示すように心がけるべきである
3)怒りの段階
・家族介護者はその後、高齢者本人の行動に現実的に直面することになる
・これが繰り返されることによって段々と否認が不可能になってきたとき、家族の気持ちに現れてくるのが怒りの感情である
・家族介護者の中には、自分に向けられる攻撃的な言動に怒りを覚え、時には高齢者につらく当たる場合もある
・そうした自分の行動を悔いて落ち込むといった悪循環に陥ることもある
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