死に直面する人の心理的理解(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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死に直面する人の心理的理解

死に逝く人の心理プロセス
第1段階:「否認」
・死を直視せざるを得ないとの認識を持つ反面、生きることへの望みを強く持ち続けている段階
・「死ぬのは自分ではない。自分が死ぬなんてことはあるはずがない」といった感情を抱くケースが多い
・ほとんどの人は、この段階に直面するまで、自らの死と向かい合った経験を保持しないため、死を否認しようと務める思考はごく自然なものであるとされる
第2段階:「怒り」
・近づきつつある自らの死が、動かしようのない事実であることを突き付けられ、「死ぬのは自分なのだ。間違いなく自分なのだ」と第1段階の否認を維持することが困難になる段階
・「なぜ、他の人ではなく自分が死ななければならないのだ。なぜなのだ。許せない」といった怒りの感情を抱くことが多い
・この怒りは、家族などの身近な人はもちろん、医療者、介護者を含め、ありとあらゆる人に向けられる
・それゆえ、周囲の人にとって、この第2段階は対応が難しいといえる
・死に直面する人は、怒りを表出することで、ある種の安らぎを感じるとともに、最期の瞬間をスムーズに受け入れるための準備をするとされとされている
・そのため、一見「理不尽な怒り」と思われるようなものに遭遇しても、医療者、介護者は辛抱強く彼らに寄り添うことが求められる

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2018.07.02 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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