
死に直面する人の心理的理解
死に逝く人の心理プロセス
第3段階:「取り引き」
・死に直面する人は、「少しでも命を延ばしてもらえるなら、人生を○○に捧げる」と、死を先に伸ばそうと「取り引き」を試みる
・取り引きの相手は、神であったり、自分の心であったり、人それぞれである
・中には、取り引きの内容を口にする人もいる
・この取り引きを数度にわたり行ったり、約束を守ることができなかったりすると、罪悪感や悩みを抱え、精神科医などによるサポートが必要となるケースがある
第4段階:「抑うつ」
・家族をはじめ大切な人との別れば迫っていることに起因する「抑うつ」の段階
・この段階においてなお、死に直面する人に「必ずよくなるはずなので、頑張りましょう」といった励ましの言葉をかけることは、非常に残酷であると言わざるを得ない
・死に直面する人の気持ちを尊重したうえで、真摯に寄り添うことが必要なのである
第5段階:「受容」
・刻一刻と迫る死に気が滅入ることがなくなるとともに、感情はほとんど欠落し、次第に長い時間眠っていたいと思うようになる
・この段階になると、家族はじめ周囲への関心が薄れていき、人と話をすることを望まなくなる
・この段階においても、家族等の中には必死に死に抵抗しようとする人がいるが、そのような姿勢は、死に直面する本人が死を受け入れることを困難にする原因となりかねない
・何も語りたくないようなら静かに寄り添い見守る、涙を流したいようなら泣いてもよいと促すなど、本人がありのままでいることができる環境を整えることが重要である
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