
「失語症」とは、「脳の損傷により、言葉を聞き取れても意味が理解できなくなったり、言いたいことを言葉で表現できなくなるなど、言葉を思うように操れなくなった状態」を言います。
失語症の種類
・ブローカ失語 言語理解はできるが、自発言語が阻害される。
・ウェルニッケ失語 自発言語はできるが、相手の言葉を理解できない。
・全失語 話す、聞く、読む、書くのいずれの能力も、ほぼ全廃している。
失語症の症状
・発語に障がいが出る。
・言葉の理解ができなくなる。
・復唱が難しくなる。
・話す、聞く、書く、読むといった言語機能に障がいが出る。
・上記の症状は、言語器官を支配する神経機能の損傷により生じる。
具体的な対応例
・「はい」「いいえ」で答えられる質問をする。
・身振り、手振りも交えてみる。
・五十音表は使わず、表意文字(漢字)を使う。
・話す言葉がまとまるまで、ゆっくりと待つ。
・聞こえないかと思い、大きい声で話しかけるのは避ける。大きな声を出すより、ゆっくりと短く話すようにする。
・何度言っても伝わらない場合、言い方を変えたり、実物を見せたり、その場に連れて行くなどの工夫してみる。
・急に話題を変えるのは避ける。もし変える場合は、話題の転換がはっきり分かる伝え方をする。
・常に、話しの内容を理解しているか否かをチェックする。
・言っていることが聞き取れない場合、何度か言い直してもらう。
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