主な精神症状(3)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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主な精神症状

3.思考体験の異常
思考体験の異常
→思考を制御できなくなり、思考の能動性を失った状態のこと
1)強迫観念(強迫思考)
・考えが不合理であると自覚しているにもかかわらず、意思に反して、心に出現する観念、表象、衝動のことをいう
・無理に無視しようとすると、不安が生じたりして、本人に苦悩をもたらす
・強迫行為は、強迫観念を和らげようとして行われる行為をいう
・強迫行為自体が目的化してしまい、それを行わないと強い不安に駆られる状態になることも多く見られる
2)恐怖症
・特定の対象や場面に対して不合理だとわかっていても、強い不安や恐怖が誘発される状態
3)支配観念
・強い感情を伴ってある考えが意識され続け、かなかな消失しない状態
4)自生思考
・意識して考えようとしていないにもかかわらず、脈略のない考えが勝手に次々と浮かんでくる状態をいう
5)作為妄想(させられ思考)
・自分の思考であるのに、自分が考えるのではなく他者によって考えさせられると体験するものをいう
・思考(考想)奪取、思考(考想)吸入、思考干渉などがあり、これらは「させられ体験」として意思障害に総括される
・思考(考想)伝播や考想察知などは自我境界の障害ともいえる体験

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2018.09.16 07:08 | 精神障害 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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