
疼痛マネジメント
痛みの観察ポイント
・痛みの判断基準は、本人の訴えを尊重する
・同じような疾患で同じような治療経過であっても、痛みは個人差が大きく、さまざまな要因が関与していることが多い
1)痛みの強さ
・本人が使いやすい疼痛スケールを選んでもらう
2)痛みの部位
・図示するとわかりやすい
・神経因性疼痛のある場合は、デルマトームも有効である
3)痛みの種類
・重い痛み、ピリッと電気が走るような痛み、ズキズキした痛みなど、どのように痛むのかを具体的に例を示して聞く
・本人が表現した言葉も取り入れる
4)痛みの緩和因子・増強因子
・痛みが楽になる、あるいは強くなるのはどんなときかを確認する
・日常生活との関連も確認できるとよい
5)日常生活への影響
・食事、睡眠、排便などに不都合が生じていないかを確認する
・疼痛への恐怖や不安といった精神的な影響も注意して観察する
6)痛みに対する本人の目標
・痛みがないことが最も望ましいが、痛みがあっても普通に生活するには苦がない程度にコントロールされていることが望ましい
・夜間に眠れる、トイレ歩行できるなど、痛みのコントロールに対して具体的に目標を設定する
・本人と会話ができない場合は、家族からの情報だけでなく、本人の表情や態度、しぐさから貴重な情報が得られるので見落とさないようにする
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