経管(経鼻)栄養法(3)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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経管(経鼻)栄養法

緊急時の対応
下痢
・原因は、注入速度の速さ、栄養剤の濃度や鮮度の問題、物品の取り扱いの不備による細菌感染などが考えられる
・浸透圧が原因の下痢は、注入速度を遅くする、栄養剤の濃度を薄めるなどで解決する
・それでも下痢が続く場合は、いったん栄養剤の使用を中止、イオン飲料などの水分補給のみとして経過をみる
・細菌感染に関しては、注入用バッグなどの物品を十分に洗浄・消毒できていないことが考えられる
・開封後の余った栄養剤は冷蔵庫で保管し、12時間以内に使用する
・感染予防のために経腸栄養ノバッグ製剤を専用ラインに接続して投与できるタイプのものもある
便秘
・食物残渣の少ない栄養剤の使用や注入水分の不足が考えられる
・経管栄養を必要とする人は自力で身体を動かせない場合ば多く、腸の蠕動運動が低下していることも考えられる 
・便秘は、腹部膨満や食道への逆流、嘔吐などの原因となるため、排便状況の観察は重要である
・定期的に排便ができるよう、下剤の使用、水分補給、腹部マッサージ、浣腸、体動を促すなどのケアを行う
鼻粘膜損傷
・鼻腔に挿入されているチューブが粘膜に接触することで粘膜損傷を起こす
・経鼻胃管チューブ交換の際には、左右の鼻腔を交互に使用し、負担の軽減を図る
・チューブの固定の仕方で粘膜損傷を予防できるため、鼻翼等を圧迫しないよう、チューブに余裕を持たせて固定する+-

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2018.12.06 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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