急性硬膜下血腫

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

DSC_0033_convert_20150419204950.jpg

急性硬膜下血腫

急性硬膜下血腫
→脳を包む硬膜と脳の間に血液がたまる疾患
・転倒による頭部の打撲、交通事故、スポーツなどによって起こる
・脳が損傷を受けて(脳挫傷)、脳と脳の表面を連結している静脈が切れて出血し、急激に血液が硬膜下にたまる
・外傷のあと、3日以内に血腫ができるものを急性硬膜下血腫という
症状
・傷害の直後から意識喪失状態になることが多い
・いったん意識障害が起こると急激に悪化し、昏睡となることが多い
・脳挫傷を合併すると手足の麻痺や言語障害、脳神経症状が現れるが、高齢者ではゆっくり現れるのでわかりにくい
治療法
薬物療法
・脳圧を下げる薬剤の点滴を行う
・頭蓋骨圧亢進に対し、バルピツレート療法、低体温療法などを行うこともある
手術療法
・急性硬膜下血腫の診断がついたら緊急手術を行う
・意識障害、血腫の脳への圧迫がない場合は、経過観察とすることもある
・重症例が多く、救命できても後遺症が残ることが多い
日常生活の注意点
・予後は入院時の意識障害の程度に比例する
・昏睡状態だった重症例では、社会復帰が15パーセント程度とされる
・高次機能障害(失語、失行、失禁など)の後遺症はないか確認する
・後遺症に対する対応を考える(リアルフィードバックによるアプローチ)
・再発の可能性とその対処法について確認する
・受診のタイミングについて確認する

↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓
にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2018.12.14 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ医療急性硬膜下血腫












管理者にだけ表示