慢性硬膜下血腫
慢性硬膜下血腫
→脳を覆う硬膜と脳との間に血がたまり血腫ができる疾患
・脳を打ったことによる外傷が原因となることが多く、1から数ヶ月かかって血腫が大きくなり脳を圧迫するが、原因が思い当たらないこともある
・硬膜下血腫のうち外傷後1から2ヶ月に発症したものを慢性硬膜下血腫という
・大量飲酒、透析なども関係する
・50歳以上に多くみられ、手術によりほとんどの場合、社会復帰が可能
症状
・血腫が大きくなると脳を圧迫して記銘力低下、認知症の症状、手足の麻痺、失語症、うつなどの症状が出る
・血腫の圧迫により頭痛や吐き気が起こるが、高齢者では症状が現れにくい
・急に認知機能が低下した時は、慢性硬膜下血腫を疑う
治療法
薬物療法
・血腫により高まった脳の圧を下げ、脳のむくみを抑える薬剤を使う
・出血が少ない場合は経過観察をすることもある
手術療法
・脳の中にたまった血液を排出させる手術が行われる
・頭蓋骨に小さい穴を開けて硬膜を切開し、そこから管を入れて血腫を取り除く
・血腫が小さく、症状が軽い場合は、手術をせず経過をみることもある
日常生活の注意点
・転倒予防のため室内の段差などに注意し、トイレ、浴室に手すりをつける
・飲酒歴の長い人で、急に認知機能低下、てんかんなどが現れた場合、慢性硬膜下血腫を疑う
・認知障害があると転倒などの事実を記憶していないので、周囲の人に確認する
・後遺症の程度、リハビリについて確認しておく
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