
O157感染症
O157感染症
→O157は家畜の大腸に生息し、家畜の糞便から水や食物を介して人に感染する感染症
・感染力が非常に強く、気温の比較的低い時期にも食中毒を起こす
・潜伏期間は、3から5日
・溶血性尿毒症症候群(HUS)、脳症を合併することもある
症状
・激しい腹痛を伴う頻回の水様便と血便
・一過性の発熱(高熱ではない)
・無症状のことや軽症のこともある
・溶血性尿毒症症候群では、蒼白、倦怠感、乏尿(尿量が少ない)、浮腫などのほか、傾眠や幻覚、けいれんもみられる
・脳症では、頭痛、傾眠、不穏、多弁、幻覚などがみられたのち、数時間から12時間後に、けいれん、昏睡がみられる
治療法
薬物療法
・症状が進行している場合は、静菌性抗菌剤(マクロライド系)が望ましい
・溶血性尿毒症症候群や脳症の早期発見、早期治療
・経口摂取ができないときや脱水症状があるときは、腎機能低下に注意しながら輸液を行う
・強い腹痛に対しては鎮静剤を使用する
生活習慣の改善
・安静と水分補給
・経口摂取が可能であれば、消化の良いものを摂る
日常生活の注意点
・一次感染予防として、手洗いを励行し、患者が使用したあとのトイレは消毒する
・寝具や下着、リネン類は、家庭用漂白剤に浸してから選択する
・治癒するまで、食品はすべて十分に加熱する(75度以上1分間)
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