
地域福祉の歴史と理念
イギリスのコミュニティケア
1)ベヴァレッジ報告(1942年)
・戦後のイギリスにおける社会保障の根幹をなす報告
・窮乏、疾病、無知、不潔、怠惰という5つの巨人悪に対して、国家はすべての国民の最低限度の生活を保障することを提言した
・ベヴァレッジ報告の後に公刊された「ボランタリーアクション」では、ボランタリーセクターの存在なしには、真に自由で豊かな国家とは言えないと主張された
2)シーボーム報告(1968年)
・コミュニティに立脚した家族に対するサービスを行う部局を地方自治体に設け、住民がそのサービスを受けられるようにすべきであると提案した
・同報告に基づき、1979年、「地方自治体社会サービス法」が制定され、自治体に社会サービス部が設置され、地域を基盤とする総合的な福祉サービスを提供する体制が整えられた
3)ガルベンキアン報告(1968年)
・民間財団のガルベンキアン財団の報告書
・コミュニティワークを、個人をとりまく社会問題を解決するためのソーシャルワークの一部として理解することを提唱した
4)エイブス報告(1969年)
・福祉サービスに関する民間レベルの調査委員会であるエイブス委員長が、福祉サービスにおけるボランティアの役割について検討した報告書
・ボランティアの役割は、専門家にはできない新しいサービスを開発するよう努めることにあるとした
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