精神疾患の分類(1)

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精神疾患の分類

ICD-10(国際疾病分類)
→世界保健機関(WHO)の「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」第10版(ICD-10)の第5章「精神および行動の障害」
・厚生労働省は、統計法に基づく統計調査にICD-10を用いている
1900年 第1回国際死因分類として国際統計協会により制定
※以降、第9版まで、ほぼ10年ごとに改定
1990年 第43回世界保健総会で第10版が採択
2018年 WHOによりICD-11(第11回改定版)が公表された
DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)
→アメリカ精神医学会が」発行している「精神疾患の診断・統計マニュアル」
1952年 DSM-Ⅰ
1968年 DSM-Ⅱ
1980年 DSM-Ⅲ
1987年 DSM-R(DSM-Ⅲの改訂版)
1994年 DSM-Ⅳ
※「ⅠからⅤ」の5軸による多軸診断を行う
2000年 DSM-Ⅳ-TR(DSM-Ⅳのテキスト改定版)
※「ⅠからⅤ」の5軸による多軸診断を行う
2013年 DSM-5 
※多軸診断を廃止
※自閉症スペクトラム、統合失調症スペクトラムなど重症度を判定するための「多元的診断」を導入
精神疾患の成因による分類
1)内因性
→精神疾患の発症が、主に遺伝や生まれもった器質による脳の機能障害に起因しているもの
・統合失調症、双極性感情障害
2)外因性
器質性精神障害
→脳の器質的病変を主な原因としてい発症する
・脳腫瘍、脳外傷、頭部外傷、パーキンソン病、脳血管障害、認知症
症状性精神障害
→脳以外の身体疾患の発症・経過に伴って発症する
・内分泌疾患、代謝疾患、感染症など
3)心因性
→過度のストレスやトラウマ、性格傾向など心理的な問題が疾患の主な要因となっているもの
・解離性(転換性)障害、心身症、心気症、神経症、睡眠障害、ストレス関連障害

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2019.04.04 10:16 | 精神疾患 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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