
統合失調症
統合失調症の概要
・生涯有病率:約0.7% (1000人に7人)
・好発年齢:10歳台後半から30歳台が多い
※男性より女性の発症年齢は遅め
・原因:不明とされているが、ストレス耐性脆弱性説、ドーパミン仮説がある
・特徴:妄想、幻想、まとまりのない発語などの陽性症状や陰性症状などがみられる
病型(ICD-10)
妄想型
・最も多いタイプ
・比較的発症年齢が遅い
・妄想(被害妄想や関係妄想など)や幻覚(特に幻聴、幻声)が中心
破瓜(はか)型
・思春期から青年期に発症
・徐々に進行し、予後は悪い
・感情鈍麻、意欲のい障害、思考の障害が主な症状
緊張型
・緊張病性興奮や緊張病性昏迷などの症状
・回復は早く、ほぼ寛解する
単純型
・陰性症状が中心で、人格レベルの低下は破瓜型よりも軽度
症状
陰性症状
・健康な心理状態では認められない、幻覚(幻聴が多い)や妄想、言葉の歪曲と誇張、まとまりのない会話と行動、精神運動興奮、焦燥など
陽性症状
・健康な心理状態では認められない、感情平板化や意欲低下、意志疎通不良、常同的思考など
主な症状
思考障害
・妄想(被害妄想、微小妄想、誇大妄想など)、考想化声など
・思考の障害(連合弛緩、幻滅思考など)
自我障害
・離人体験、させられ体験、思考奪取、思考吹入、考想化声
感情障害
・感情鈍麻、両価感情など
意欲・行動の障害
・無為自閉、緊張病性興奮など
幻覚
・幻聴(幻声)、感覚幻覚(身体の奇怪な感覚)
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