
気分障害
気分障害の概要
・生涯有病率:うつ病は、約7%程度、双極性障害は、0.7%程度
・好発年齢:20代、50代に初発年齢の山がある
・原因:遺伝的な要因、セロトニン説がある
・病型:躁状態とうつ状態があり、交互に繰り返すタイプと一方のみ繰り返すタイプなどがある
1)単極性
・単極性躁病
・極性うつ病→気分障害の大半を占める
2)双極性
・躁状態とうつ状態を繰り返す
・多くの場合、うつ病エピソードは躁病エピソードよりも長い
躁状態
→気分が持続的に高揚し、開放的または易怒的となる
※観念奔逸、自尊心の肥大または誇大、睡眠欲求の減少、多弁、注意散漫などの症状が特徴
感情:爽快感、万能感、過度に楽天的、高い自己評価、易刺激的、攻撃的など
思考:観念奔逸、誇大妄想など
意欲:行為心拍、多弁・多動、精神運動興奮、反社会的逸脱行為
身体症状:不眠、早朝覚醒があるが疲労感の自覚はほとんどない、食欲亢進など
病識:病識はないことが多く、行動障害のため周囲が迷惑する場合が多い
うつ病
→抑うつ気分、興味または喜びの著しい減退
※不眠または過眠、精神運動焦燥または制止、無価値感、罪責感、死についての反復思考などの症状が特徴
感情:憂うつ、悲哀感、絶望感、悲観的な物事の捉え方、希死念慮、自殺企図など
・日内変動があり、朝に症状が重く、夕方に症状が軽くなる傾向がある
思考:思考制止、思考抑制、昏迷、判断力・集中力の低下、自責的、罪業妄想、心気妄想、貧困妄想など
意欲:意欲低下、動作緩慢、精神運動活動抑制
身体症状:便秘、口渇などの消化器症状、不眠、早朝覚醒など
・精神症状よりも身体症状が全面に出て、うつ病とわかりにくいものを仮面うつ病という
病識:身体症状の病識はあるが精神症状の病識はないことが多く、自責感が強くなる
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