性同一性障害(性別違和)

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性同一性障害(性別違和)

性同一性障害の定義
→生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず、心理的にはそれとは別の性別であるとの持続的な確信を持ち、かつ、自己を身体的および社会的に他の性別に適合させようとする意思を有する者であって、そのことについてその診断を的確に行うために必要な知識および経験を有する2人以上の医師の一般に認められている医学的知見に基づき行う診断が一致しているものをいう
MTF(Male To Female)
・生物学的な性別は男性であるが、心理的には女性
FTM(Female To Male)
・生物核的な性別は女性であるが、心理的には男性
性別の取り扱いの変更の審判
→家庭裁判所は、性同一性障害者であって、以下の1)から6)までの要件のいずれも該当する者について、その者の請求により、性別の取り扱いの変更を審判することができる
要件
1)2人以上の医師により、性同一性障害であることが診断されていること
2)20歳以上であること
3)現に婚姻をしていないこと
4)現に未成年の子がいないこと
5)生殖腺がないことまたは生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること
6)他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること
性同一性障害の診断基準
→日本精神神経学会のガイドラインでは、次の手続きによって、「身体的性別とジェンダーアイデンティティが一致しないこと」を確認し、2人以上の医師の意見が一致して性同一性障害と診断される
ガイドライン
1)ジェンダーアイデンティティの判定
・自らの性別に対する不快感・嫌悪感
・反対の性別に対する強く持続的な同一感
・反対の性役割を求める
2)身体的性別の判定
3)除外診断(精神障害や文化的理由ではない)
当事者の精神保健
・性同一性障害を主訴に受診した人は、思春期と社会人として働き始める時期をピークとする高い自殺関連経験年が報告されている
※全体の約62%に自殺念慮、約11%に自殺企図、約16%に自傷行為がみられたという報告がある
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2019.04.14 05:00 | 精神疾患 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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