
年齢を重ねると、認知症やうつ病を発症する人が増えます。
その結果、本人はもちろん、家族や周囲の人も苦しみストレスを及ぼすことで、心の問題を抱えます。
老いを感じるのは、体力が低下したときだけではありません。
周囲から「老い」を感じさせられることもストレスにつながります。
例えば、子どもから、「もういい年なんだから」などと言われ、家族の中で自分の役割がなくなったり、取り上げられたと感じたとき、「年をとったなぁ」と実感するようです。
何気ない一言でも、言葉を受け取る中高年の人にとってはストレスになります。
中高年の人は、自分自身のこころの問題をあまり口に出さないため、これまで加齢によるストレスの実態があまり把握できていませんでした。
愛知県の国立長寿医療研究センターは、1997年11月から、近隣に住む40歳から80歳くらいの住民2400人を対象に各種の調査を行っています。
調査は2年ごとに、身長、体重、心理調査、食事の栄養面など1000件以上を調べています。
このうち、こころの健康に関する調査は大きくふたつに分けられます。
ひとつは、「知能」に関するテスト。60歳以上の人は認知症の有無も調べます。
もうひとつは、「心理的健康」で、うつの程度や生活満足度を調べます。
こうした大規模な調査により、中高年のこころの健康は、知能や認知機能の低下に影響されることが分かってきました。
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